福島第一原発「核燃料取り出し2号機から」提言で最終調整

福島第一原発「核燃料取り出し2号機から」提言で最終調整
福島第一原子力発電所の溶け落ちた核燃料の取り出しについて、廃炉に向けた技術的な方針を検討している国の専門機関は、2号機から少量ずつ取り出していくべきだと提言する方向で最終調整しています。
メルトダウンを起こした福島第一原発の1号機から3号機では、溶け落ちた核燃料が原子炉を覆う格納容器の底に達しているとみられ、これを取り出すことが廃炉に向けた最大の難関とされ、国と東京電力は、2021年からの取り出し開始を目指しています。

これについて、廃炉に向けた技術的な方針を検討している「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」は「戦略プラン」と呼ばれる技術的な計画の要旨を今月8日に取りまとめ、提言する予定でこの中で、溶け落ちた核燃料は2号機から少量ずつ取り出していくべきだとする内容を盛り込む方向で最終調整しています。

また、取り出した核燃料は金属製の容器に入れて敷地内に一時的に保管することも盛り込む見通しです。

福島第一原発1号機から3号機の各号機では、格納容器内部の調査が行われてきましたが、このうち2号機でもっとも調査が進んでいます。

国と東京電力は「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」の提言を踏まえて、今年度中に溶け落ちた核燃料の取り出しの方針について最終決定することにしています。