京アニ 武本康弘さん 「らき☆すた」で監督務める

京アニ 武本康弘さん 「らき☆すた」で監督務める
「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、亡くなった武本康弘(たけもと・やすひろ)さん(47)は、平成15年に発表されたテレビアニメ「フルメタル・パニック?ふもっふ」で監督を務めたほか、平成19年に放送され「聖地巡礼」がブームになった「らき☆すた」や、平成24年に放送された「氷菓」、平成27年に公開された映画「ハイ☆スピード!ーFree!StartingDaysー」(ふりー・すたーてぃんぐ・でいず)でも監督を務めるなど、数々の京都アニメーションの作品に携わってきました。
また、京都アニメーションが開設している「プロ養成塾」では講師を務め、アニメ業界を目指す若いクリエーターの指導にも当たっていました。

武本さんの父親によりますと新しい映画の作品が完成するたびに必ず両親に招待券を送ってくる家族思いの息子だったということです。

父親は「作品は若者向きですが、何度も見て、よくできているなと思っていました。可能ならば、事件が起きる前に時間が戻ってほしいです」と話していました。

また、武本さんの同級生は「すごく頑張っていたことを知っていたし、才能もあって努力家だったのですごく悔しい」と話していました。

父親「かわいそうで…」

武本さんの父親は2日午後、自宅の前で報道各社の取材に対し、「いまはまだ犯人のことまで思いが至らない。康弘くんが熱かっただろうとか、つらかっただろうとか、かわいそうでそれしか考えられない」などと話しました。

インタビュー記事に作品へのこだわり

監督を務めた「フルメタル・パニック?ふもっふ」のガイドブックには武本さんのインタビューが掲載されています。

インタビューでは、「畳み掛けるくらいのスピードのあるものが好みなので、コンテチェック時など、特にカットの尺などを重点的に見ておりました」などと作品へのこだわりを話していました。

また、平成27年に公開され、監督を務めた映画、「ハイ☆スピード!ーFree!StartingDaysー」の公式ファンブックでは登場人物を作り上げる際にスタッフたちに「この子はどんな子だと思う?」と聞いて回ったことなど、製作の裏側について語るとともに、「他の人にある程度委ねて、そこで初めて完成するというキャラクターがいてもいいんだというふうに思えて、気持ちが軽くなりましたね」などと当時の思いを振り返っていました。