芸術祭に慰安婦問題象徴の少女像 補助金を慎重検討 官房長官

芸術祭に慰安婦問題象徴の少女像 補助金を慎重検討 官房長官
愛知県で開かれている国際芸術祭に慰安婦問題を象徴する少女像が展示されていることについて、菅官房長官は芸術祭が国の補助事業として採択されていることから、事実関係を精査し、補助金を交付するかどうか慎重に検討する考えを示しました。
愛知県で1日開幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」には、「表現の不自由」をテーマに、慰安婦問題を象徴する少女像などが置かれたコーナーが設けられています。
これについて、菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「企画の1つとして、慰安婦を象徴する少女像などが出展されていることは承知している」と述べました。

そのうえで「『あいちトリエンナーレ』は文化庁の補助事業として採択されている。審査の時点では、具体的な展示内容の記載はなかったことから、補助金の交付決定では事実関係を確認、精査したうえで適切に対応していきたい」と述べ、事実関係を精査し、補助金を交付するかどうか慎重に検討する考えを示しました。

実際に交付するかどうか、今後慎重に検討

愛知県で開かれている国際芸術展「あいちトリエンナーレ2019」は、文化庁が「文化資源活用推進事業補助金」の対象として採択し、現在、7800万円を交付するかどうか手続きを行っていました。

柴山文部科学大臣は2日午前の記者会見で「事業の趣旨に合致しているかという観点で審査を行ったが、具体的な展示内容についての記載はなかった」と述べました。

そのうえで「実施計画書の企画内容や本事業の目的と照らし合わせて確認すべき点が見受けられるので、補助金の交付にあたっては、そういった事実関係を確認したうえで、適切に対応していきたい」と話し、実際に交付するかどうか、今後、慎重に検討する考えを示しました。

また、開幕前日の先月31日に行われたレセプションを招待されていた文化庁職員が欠席したことについては、文化庁の担当者が「報道を受けて、事実関係などの対応にあたっていたため取りやめた」と説明しました。