福島第一原発 燃料デブリのサンプル採取へ 装置公開

福島第一原発 燃料デブリのサンプル採取へ 装置公開
東京電力福島第一原子力発電所の2号機で、今年度内にも予定されている燃料デブリとみられる堆積物のサンプルを採取するための装置が公開されました。
メルトダウンを起こした福島第一原発2号機では、ことし2月、溶け落ちた核燃料が混ざった燃料デブリとみられる堆積物に直接触れる調査が初めて行われ、堆積物を動かせることが確認されました。

今後年度内にも、少量の堆積物をサンプルとして取り出す計画で、1日、そのための装置の試作機が福島県いわき市で公開されました。

長さがおよそ50センチある装置は、先端に細い金属製のブラシが取り付けられていて、このブラシで絡め取るようにして数グラム程度の少量の堆積物を取り出します。

東京電力は取り出したサンプルを詳細に分析し、その後のデブリの取り出しや保管方法の検討などに役立てたいとしています。

福島第一原発では1号機と3号機でも格納容器内部の調査が行われていますが、デブリの取り出しに向けた調査や検討は2号機が最も進んでいます。

装置の開発を手がける三菱重工業の佐藤拓志さんは「少量のサンプルを取るにはブラシのような形状がよいと考えた。デブリがどのようなものか具体的にわかっていないので、成分の分析につなげたい」と話していました。