中国で「小豆島」商標登録申請 香川県などが異議申し立て

中国で「小豆島」商標登録申請 香川県などが異議申し立て
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全国一のオリーブの産地で、そうめんなどの特産品でも知られる香川県の「小豆島」の文字が、中国で商標として登録申請されていることが関係者への取材で分かりました。
地元の自治体や島の業界団体などは、中国への輸出に影響が出るおそれもあるとして、近く中国当局に異議申し立てを行うことを検討しています。
香川県や小豆島の業界団体の関係者によりますと、中国に住む人物が、日本の特許庁に当たる中国商標局に「香川小豆島」という文字を加工食品の商標として登録するための申請をしていたことが、先月までに分かったということです。

このまま登録されると、中国に輸出している特産品のうち、商品名に「小豆島」の文字が含まれるものを今後は販売できなくなるおそれがあるということです。
これを受けて、小豆島が全国一の収穫量を誇るオリーブのほか、そうめんやしょうゆなど地元の特産品の業界団体と、香川県や小豆島にある2つの町は、来月中にも中国商標局に異議申し立てを行うことを検討しているということです。

香川県に関係する商標登録をめぐっては、「さぬきうどん」を表す漢字も中国で申請が行われたことがあり、平成21年に香川県や業界団体が異議申し立てを行った結果、登録が認められませんでした。

しかし、その後も国内の地名や特産品の文字が、中国など海外で無断で商標として登録申請されるケースが後を絶たないのが現状です。

過去には「青森」「弘前」を申請

特許庁によりますと中国の商標法では、一般に知られた外国の地名は商標にできないと定められているということです。

過去には、中国で「青森」という文字の商標登録の申請がされた際、地元からの異議申し立ては認められたものの、同じ青森県の地名「弘前」の場合は異議が認められなかったというケースがありました。

小豆島は、中国に特産品を輸出しているだけでなく、現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」などで近年、中国の観光客からも人気が高まっていて、今回の異議申し立てについても、小豆島が「一般に知られている」と判断されるかどうかがカギになるとみられます。