米中の閣僚級貿易交渉が終了 知的財産権など対立に進展なしか

米中の閣僚級貿易交渉が終了 知的財産権など対立に進展なしか
30日から中国の上海で行われていたアメリカと中国の閣僚級の貿易交渉が終了しました。直接、対面する形としてはほぼ2か月半ぶりに再開した交渉では中国によるアメリカ産の農産品の輸入拡大などについて議論したものの、知的財産権の保護などをめぐる対立に進展はなかったとみられ、交渉は今後も難航が予想されます。
米中両国は31日までの2日間、中国の上海で直接、対面する形としてはほぼ2か月半ぶりとなる閣僚級の貿易交渉を行い、中国側から劉鶴副首相が、またアメリカ側からはライトハイザー通商代表とムニューシン財務長官が出席しました。

中国側の発表によりますと交渉では中国によるアメリカ産の農産品の輸入拡大に向けて、アメリカ側もより有利な条件を整えるよう議論したとしています。

中国は6月の首脳会談以降、アメリカ産の大豆をすでに数百万トン購入していて、交渉ではこうした実績をアピールするとともに、アメリカによる中国の通信機器大手、ファーウェイへの締めつけを緩和するよう求めたものとみられます。

一方、アメリカ側の発表では、両者の主張に大きな隔たりがある知的財産権の保護や中国の国有企業に対する優遇措置などを議論したとしていますが、今回の交渉でも大きな進展はなかったとみられます。

両国は9月にアメリカで再び交渉を行う予定ですが、引き続き難航が予想されます。