“陸上養殖”サーモン 伊藤忠 回転寿司チェーンなどに販売へ

“陸上養殖”サーモン 伊藤忠 回転寿司チェーンなどに販売へ
大手商社の伊藤忠商事は、サーモンの陸上養殖を計画している会社と提携し、今後、回転寿司チェーンなどに販売していくことになりました。海から離れた場所でも大型の水槽で養殖できる「陸上養殖」は水産資源の安定供給につながる技術として期待されています。
関係者によりますと、伊藤忠商事は、三重県津市でアトランティックサーモンの大規模な陸上養殖を計画している企業と提携し、この施設で育ったサーモンを国内の回転寿司チェーンやスーパーなどに販売する予定です。

この会社は来年、工業団地の中に養殖場の建設を始めて4年後の出荷を予定しています。日本国内の生で食べるサーモンの消費量は、年間10万トン規模とされていますが、将来的には国内消費量の1割に当たる年間およそ1万トンを供給する見込みです。

海での養殖は波が穏やかで水温が低く安定していることなどが条件となっています。

しかし、陸上養殖は、大型の水槽に人工的な海水を循環させる仕組みのため、海から離れた場所でも養殖が可能で、水産物の需要増加への対応策の1つとして注目されています。

サーモンの陸上養殖をめぐっては、大手商社の三井物産も埼玉県や千葉県に施設を持つ企業を子会社化し、来年からの本格的な供給を目指すなど全国各地で取り組みが加速しています。