原発事故 放射性物質含む牧草 再測定始まる 暫定的集約へ 栃木

原発事故 放射性物質含む牧草 再測定始まる 暫定的集約へ 栃木
東京電力福島第一原発の事故で発生し、栃木県内で農家が個別に保管を続けている放射性物質を含む牧草などの「指定廃棄物」について、国は自治体ごとの暫定的な集約に向けて、放射性物質の濃度の再測定を始めました。
栃木県内では原発事故で福島県に次いで多くの指定廃棄物が発生し、処分場建設のめどが立たない中、このうちおよそ3000トンを6つの市と町の120軒余りの農家が今も保管し続けています。

環境省は農家の負担軽減のため、指定廃棄物を自治体ごとに暫定的に集約する方針で、
▽住民への安全性の説明や、
▽具体的な保管方法などを決める際の判断材料にするため、7月から農家が保管するすべての指定廃棄物について放射性物質の濃度の再測定を始めました。

那須町にある農家の敷地では29日、作業員が指定廃棄物を一時保管している場所の遮水シートをはがして、50センチ以上覆っていた土を掘り起こし、再測定に使うための採取を行いました。

保管している農家の男性は「8年たって風評被害はなくなったと感じていますが、一日も早く片づけてほしいというのが願いです」と話していました。

環境省は、再測定を来年1月ごろまで行うとともに、暫定的な集約の具体的な方法についても各自治体と協議を進めることにしています。