トルコ シリア難民に退去命じる動き 住民とのあつれき表面化

トルコ シリア難民に退去命じる動き 住民とのあつれき表面化
内戦が続くシリアから多くの難民を受け入れてきたトルコで、一部の地域のトルコ人住民とシリア難民とのあつれきが表面化し、地元の当局は無登録の難民に退去を命じる厳しい措置に踏み切りました。
シリアで混乱と内戦が8年以上続くなか、隣国のトルコはシリアからの難民を多く受け入れ、その数は各国のなかで最も多い360万人に上っています。

一方、トルコ国内ではトルコ人住民の間からシリア難民に仕事を奪われているという不満も出ていて、なかでも難民が多く住むイスタンブール県では先月、トルコ人住民によるシリア難民の店舗の襲撃事件が起きるなど両者の間のあつれきが表面化しています。

こうした中、イスタンブール県は22日、無登録の難民に対し来月20日までに県内から退去するよう命じる措置をとったと発表しました。

イスタンブール県では当局に登録している54万人の難民のほかに、無登録の難民が数十万人に上っているとみられ、当局としては今回の退去命令でシリア人難民の数を減らすねらいがあるとみられます。

ただトルコではこれまでシリア難民に比較的、寛容な措置が取られてきただけに、今回の厳しい措置はシリア難民の間に波紋を広げそうです。