秋葉原にメッセージボード アニメ会社放火を受けて

秋葉原にメッセージボード アニメ会社放火を受けて
京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件を受けて、多くのアニメファンが集まる東京 秋葉原の商業施設にはメッセージボードが設置され、国内外のファンがそれぞれの思いを記しています。
メッセージボードは東京 秋葉原の商業施設「アトレ秋葉原」が事件翌日の今月19日に設置しました。

大きさは縦1.2メートル、横2メートルで、日本語だけでなく英語や中国語などで「応援します」「わたしたちは屈しません」などと書かれたメッセージが、ボードをはみ出すほどぎっしり貼られています。

長年、作品のファンだという男性は「作品から多くの希望をもらいました。今回のような凶行に負けてはいけないと思います」と涙ながらに語っていました。

「アトレ秋葉原」は4年前、「京都アニメーション」とコラボ商品の販売やイベントなどを行ったことから、スタッフたちがボードの設置を提案したということです。

営業課の後藤淳生さんは「『アニメの聖地』とも呼ばれる秋葉原から、何かしなくてはと思いました。現地へ行けない人が思いを伝えられる場にしてほしいです」と話しました。

メッセージボードは今月31日まで設置されます。

徳島市では原画展

徳島市では「京都アニメーション」の手がけたアニメ作品の原画の展示会が開かれていて、ファンが次々と訪れています。

徳島市の書店「小山助学館本店」で開かれている展示会には、「京都アニメーション」の手がけた作品の原画70点が出展されています。
「Free!-Dive to the Future-」や「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などの人気作品もあり、友人を優しく励ますキャラクターの表情や、服や顔についた小さな水滴のしずくなどが丁寧に描き込まれています。

「京都アニメーション」ではスタジオにあった原画などが大きな被害を受けましたが、今回、紹介されている原画は、事件の前に展示会が企画されていたため、被害を免れました。

またメッセージを書くことができるノートが用意され、訪れた人たちは「これからも応援しています」などと思いをつづっていました。

訪れた女性は「きれいな絵を見て、才能ある人たちだと感じた。ここの原画はあとに残された人たちが前に向かって進めるよう何かに守られたのかとも感じ、奇跡だと思う」と話していました。

展示会は来月31日まで開かれています。

「響け!ユーフォニアム」モデルの高校生が現場へ

放火事件の現場には、22日「京都アニメーション」のアニメの登場人物のモデルとされる高校の生徒たちが訪れ、イラストや励ましのメッセージカードを献花台に供えました。

訪れたのは京都市伏見区にある京都橘高校の生徒たち5人で、校内で呼びかけて集めた京都アニメーションの作品のイラストや励ましのメッセージカード、合わせておよそ80人分を献花台に供えて祈りをささげました。

京都橘高校によりますと、この高校は京都アニメーションが制作したアニメ「響け!ユーフォニアム」の原作者から取材を受けたことがあり、作品に登場する高校のモデルになっているということです。

京都橘高校2年で生徒会長を務める田中愛子さんは「自分たちの学校が登場するアニメを作ってもらえて、すごく誇らしく、京都アニメーションには親近感もありました。事件が起きたことは残念ですが高校生なりに力になりたいです」と話していました。