安倍首相 “消費税率は予定どおり引き上げ”

安倍首相 “消費税率は予定どおり引き上げ”
自民党総裁の安倍総理大臣はNHKの開票速報番組で、10月の消費税率の引き上げについて、「『増税を掲げて与党で過半数を取るのは至難の業だ』とみなに言われたが、今回、国民の皆さんのご理解をいただけたと思っている」と述べ、予定どおり引き上げる考えを示しました。そのうえで、「しっかりと経済状況、世界経済を注視しながら、必要とあれば、ちゅうちょすることなく対応していきたい」と述べました。

憲法改正「『ちゃんと議論を』という国民の声いただいた」

また安倍総理大臣は民放の開票速報番組で、憲法改正について、「今回の選挙では改選議席の過半数を得ることができた。少なくとも『ちゃんと議論をしていけ』という国民の声をいただいたと思っており、国会で議論が進むことを期待したい」と述べました。

そのうえで、「この選挙自体は参議院全体の3分の2の維持を目的とした選挙ではなく、3分の2の多数を形成するのは、まさに国会の議論を通じてだ。国民民主党の中にも議論を進めていくべきだと考えている方はたくさんいるだろうし、他の党、あるいは無所属の方々とも真摯(しんし)な議論が進んでいくことを期待したい」と述べました。

一方、安倍総理大臣は自民党総裁任期の延長について、「すでに党則で決まっていることであり、党則どおり残りの任期、全力を傾けて結果を出していきたい」と述べました。

総裁任期延長「全く考えていない」

また安倍総理大臣はNHKの開票速報番組で、「われわれはこの参議院選挙、『安定か混乱か』ということを訴えてきた。改選議席の過半数を与党で獲得できたので、国民から、『安定した政治基盤のもとにしっかりと政策を進め、そのもとで外交を展開し、国益を守れ』という判断をしてもらったと思っている。しっかりと期待に応えていきたい」と述べました。

また、総裁任期の延長について、「全く考えていない。もう決まったことであり、残りの任期、しっかりとやるべきことをやっていきたい。拉致問題の解決や日ロの平和条約の締結、景気をしっかりとよくし、デフレから脱却してこのアベノミクスの温かい風を皆さんに感じてほしい」と述べました。

ホルムズ海峡「有志連合構想を見極めたい」

中東のホルムズ海峡の安全確保のために、アメリカが検討している有志連合に関しては、「まずアメリカ側の考え方、構想について見極めをしたい。日本は米国だけでなく、イランとも良好な関係を維持している。ホルムズ海峡が波静かになるように日本としても役割を果たしていきたい」と述べました。

「3分の2勢力は議論を通じて形成」

憲法改正については、「この参議院選挙は、与党で3分の2の議席を取るかどうかの選挙ではなく、安定的な与党勢力を維持できるかどうかということだ。改憲に必要な3分の2の多数は、これから憲法審査会における議論を通じて形成していきたい」と述べました。

「衆院解散より まずやるべきこと進める」

衆議院の解散については、「常に緊張感を持って可能性を考えなければならないと考えているが、参議院選挙が終わったばかりであり、まずは今後の政治日程に沿って、やるべきことをまず進めていきたい」と述べました。