地中海に新しい難民救助船 NGOが発表

地中海に新しい難民救助船 NGOが発表
アフリカからヨーロッパを目指す難民や移民が地中海で遭難する事故があとを絶たない中、国際的なNGOが、新たな救助船を、近く、地中海に展開させると発表しました。しかしイタリアなどは移民などの受け入れに消極的な姿勢のままで、受け入れ国の確保は難航も予想されます。
国連機関のまとめによりますと、アフリカからの難民や移民を乗せた船が地中海で遭難する事故があとを絶たず、ことし、これまでに681人が命を落としました。

国際的なNGO「国境なき医師団」は、21日、海上で救助に当たる新しい船、「オーシャンバイキング号」の運航を今月から始めると発表しました。

これまでは、別の船で救助に当たってきましたが、難民の受け入れに消極的なイタリア政府から船の入港を拒否されたうえ船体の押収命令も出され、活動ができなくなっていました。

新しい救助船は全長70メートルで、一度に200人を救助できるということで、医療関係者を乗せて今月末にフランス南部を出発し、リビアの沖合で救助活動を行うということです。

一方、イタリアのサルビーニ内相は20日、自身のツイッターに、救助船の写真を載せ、「彼らは密航者の手助けをしようとしている。なんと頭の悪いことだ」と書き込んで、けん制しました。

沿岸のヨーロッパ諸国は受け入れに消極的な姿勢のままで、難民や移民の受け入れ国の確保は難航も予想されます。