NPT再検討会議議長 “秋にも日本を訪問したい”

NPT再検討会議議長 “秋にも日本を訪問したい”
世界の核軍縮の行方を決める5年に1度のNPT再検討会議が来年開かれるのを前に、会議の議長を務めるアルゼンチンのラファエル・グロッシ氏が、NHKの単独インタビューに応じました。グロッシ氏は、各国の合意を形成して会議を成功させることに意欲を示すとともに、ことし秋にも日本を訪問したいという意向を示しました。
19日にウィーンでインタビューに応じたグロッシ氏は、ウィーンにあるアルゼンチンの国連代表部の大使を務めています。

グロッシ氏は、核軍縮をめぐるこれまでの議論で核兵器を持つ国々と持たない国々の間で、主張に隔たりがあることについて「隔たりは予想されていたことだ。来年のNPT再検討会議で最終文書が採択できるかもしれないし、ほかの形での合意となるかもしれないが、最終文書を採択して会議を成功させることが目標だ」と述べました。

グロッシ氏は、各国の合意形成に向け調整を進めているとしたうえで、「日本は鍵を握る国だ。日本政府から北朝鮮の脅威にさらされていることへの懸念について話を聞きたい。日本は核兵器が使われた唯一の被爆国でもある」と述べ、ことし秋にも日本を訪問し、日本政府と調整したいという意向を示しました。

さらに、グロッシ氏は若い頃に一度訪れた広島や長崎の被爆地を再び訪問したいという考えも示しました。

また、グロッシ氏は、イランの核開発をめぐって対立が深まっていることが、事態を複雑にし、核軍縮や核不拡散の議論に影響を及ぼしかねないという懸念を示しました。