台風5号と前線 沖縄で高波など警戒 広範囲で大雨も

台風5号と前線 沖縄で高波など警戒 広範囲で大雨も
大型の台風5号は東シナ海を北上していて、沖縄県では高波や高潮に警戒が必要です。一方、台風や前線の影響で西日本を中心に断続的に激しい雨が降っているほか、東日本を含む広い範囲で大雨となるおそれがあり、気象庁は、土砂災害や川の増水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、大型の台風5号は午前9時には東シナ海を1時間に20キロの速さで北へ進んでいます。

中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南東側560キロ以内と北西側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の影響で、沖縄県では20日にかけて、九州北部では20日、非常に強い風が吹く見込みで、
▽最大風速が20メートル、
▽最大瞬間風速が30メートルに達すると予想されています。

沖縄・奄美と九州北部の海上では波の高さが6メートルから7メートルの大しけとなる見込みで、気象庁は、暴風、高波、高潮に警戒するよう呼びかけています。

一方、本州付近に伸びる前線に向かって、台風の周辺から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本を中心に大気の状態が不安定になり、断続的に激しい雨が降っています。

これまでの雨で、山口県岩国市の錦川では氾濫の危険性が高い氾濫危険水位を超えています。

台風はこのあとも北上を続け、停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、
▽西日本と沖縄県では21日にかけて、
▽東日本では20日にかけて、大気の不安定な状態が続く見込みで、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降って、大雨となるおそれがあります。

20日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽九州北部で200ミリ、
▽九州南部で180ミリ、
▽四国と沖縄県で150ミリ、
▽北陸と東海で120ミリと予想されています。

その後、21日朝までの24時間には、
▽九州北部と南部、四国で200ミリから300ミリ、
▽北陸と沖縄県で100ミリから150ミリの雨が降ると予想され、西日本の南東斜面を中心にさらに雨量が増える見込みです。

気象庁は、土砂災害、川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。