トランプ大統領“国に帰れ” 米議会が非難決議可決

トランプ大統領が非白人の女性議員4人に対して「国に帰ってはどうか」などと述べたことについて、非白人への恐れや憎しみを増幅させる人種差別的な発言だとして非難する決議が議会下院で賛成多数で可決されました。トランプ大統領は「人種差別ではない」などと反発していて、波紋は収まっていません。
この問題はトランプ大統領が野党・民主党に所属する非白人の女性議員4人を念頭に、ツイッターに「世界最悪の国から来てアメリカ政府はこうすべきと語っている。国に帰ってはどうか」と投稿したり、「アメリカが嫌いなら出て行けばいい」と述べたりしたものです。

4人のうち3人はアメリカ生まれで、1人は移住後アメリカ国籍を取得しています。

これについて16日、議会下院で野党・民主党の議員らが共同で提出した非難決議案の採決が行われ、賛成240、反対187の賛成多数で可決されました。

決議では「移民に見える人たちに国に帰るべきだと述べることで、非白人への恐れや憎しみを正当化し増幅させた大統領の人種差別的な発言を強く非難する」と批判しています。

採決では民主党の議員に加えて共和党議員4人と無所属議員1人も賛成にまわりました。

一方、トランプ大統領は採決前に「私のツイートは人種差別などではない。一連の議論は政治的なものだ。私はこの決議に反対する」とツイッターに書き込むなど反発していて、大統領の発言をめぐる波紋は収まっていません。