米次期国防長官 中国の影響力拡大に強い危機感

米次期国防長官 中国の影響力拡大に強い危機感
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アメリカの次の国防長官に指名されているエスパー陸軍長官は、議会上院の公聴会で中国が経済力を背景にインド太平洋地域で急速に影響力を拡大させていると強い危機感を示したうえで、中国に対抗するため、日本などの同盟国との一層の関係強化を目指す考えを示しました。
アメリカのトランプ大統領から次の国防長官に指名されているエスパー陸軍長官は16日、議会上院の軍事委員会で承認のための公聴会に出席しました。

この中でエスパー氏は中国が掲げる巨大経済圏構想、一帯一路について、「中国は強力な経済力を使い、われわれのパートナーとなりうる国を、アメリカから引き離そうとしている」と述べました。

そのうえで「中国がわれわれに追いつき、追い越すかもしれないのも時間の問題だ」と述べ、インド太平洋地域での中国の急速な影響力の拡大に強い危機感を示しました。

そして、「われわれの課題は可能なかぎり同盟国やパートナーとの関係の構築を続けることだ」と述べ、中国に対抗するため、日本やオーストラリアなどの同盟国との一層の関係強化を目指す考えを示しました。

アメリカ国防総省では、半年以上にわたって長官のポストが空席となる異例の事態が続いています。

公聴会では共和・民主両党の議員からおおむね好意的な態度が示され、中国をはじめイランの問題など安全保障面での課題が山積する中、与野党ともにエスパー氏の承認のプロセスを急ぎたい考えです。