ギリシャ わずか30分の豪雨と強風で7人死亡100人以上けが

ギリシャ わずか30分の豪雨と強風で7人死亡100人以上けが
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ギリシャ北部のリゾート地で、30分程度の間に降った激しい雨と強風の影響で倒れてきた木の下敷きになるなどして、子ども2人を含む7人が死亡し100人以上がけがをしました。
ギリシャ北部のリゾート地ハルキディキ半島は10日夜、激しい雨と強風に見舞われました。

雨などがもっとも激しかったのは30分程度だったということですが、倒れた木の下敷きになったりキャンピングカーがひっくり返ったりして、子ども2人を含む7人が死亡し100人以上がけがをしました。

当時、現地で撮影された映像では雨が大きな音を立てながら地面に激しくたたきつけられ、視界が悪く前がほとんど見えない様子がうかがえます。

大雨から一夜明けた現場では、なぎ倒された木で車が押し潰されたり、レストランの店内に机やいすが散乱したりして、雨や風の激しさをうかがわせ、地元当局が停電の復旧や公共交通機関の再開に向けて対応に当たっています。

気象庁「同じ現象 日本で起きることも」

ギリシャ北部で発生した激しい雨と強風について、気象庁は、当時の状況から、大気の状態が非常に不安定になって積乱雲が発達し、突風が吹いた可能性があるとしています。

気象庁によりますと、被害が出たギリシャ北部のハルキディキ半島付近では、当時上空5000メートル付近に氷点下10度以下の寒気が流れ込んでいたということです。

その一方で地表付近には低気圧が近づき、暖かい空気が流れ込んでいたため、大気の状態が非常に不安定になり局地的に積乱雲が発達していたということです。

積乱雲が発達したことによって激しい雨とともに急激な下降気流が発生し、上空の冷たい空気が一気に吹き降ろす局地的な突風の「ダウンバースト」や、吹き降ろされた冷たい空気が突風となって地表を広がるように進む「ガストフロント」が発生していた可能性があるということです。

気象庁は、詳しい状況については現地当局の調査が必要としたうえで「上空の寒気が強くなり地表の温度が上昇すると、日本でもこうした現象が起きることがあり、注意してほしい」としています。