黒潮越え200キロ離れた沖縄へ 丸木舟の実験航海 台湾を出発

黒潮越え200キロ離れた沖縄へ 丸木舟の実験航海 台湾を出発
3万年前人類が今の台湾から沖縄の島々に黒潮を越えて渡ったとする説を実証しようと5人のこぎ手を乗せた丸木舟が7日、200キロ余り離れた沖縄県の与那国島を目指して出発しました。
国立科学博物館などのグループは、およそ3万年前の旧石器時代に人類が今の台湾から舟で黒潮を越えて沖縄の島々に移り住んだと考え、3年前から草の舟や竹のいかだを使った実験航海を続けてきました。

しかしいずれの舟も途中で航行が困難になり、目的地にたどり着けなかったことから、グループは杉の丸木舟で海を渡った可能性を検証しようと最後の実験航海を行うことになりました。

こぎ手は今回のためにトレーニングを積んだ男女5人で、国立科学博物館によりますと日本時間の午後2時半すぎ、台湾東岸の浜辺を出発したということです。

丸木舟は別の船の伴走を受けるもののこぎ手は交代せず、太陽や星の位置を頼りに黒潮の流れを越えて200キロ余り離れた沖縄県の与那国島を目指します。

博物館によりますと順調に航海できれば与那国島へは30時間から40時間ほどで到達できる見通しですが、丸木舟は一定の強度がある一方転覆しやすい弱点もあり、バランスを保ちながら長時間こぎ続けられるかが成功への鍵だということです。