角番の大関 貴景勝休場へ 名古屋場所

角番の大関 貴景勝休場へ 名古屋場所
大相撲、角番の大関貴景勝が先場所けがをした右ひざの状態が回復せず、今月7日に初日を迎える名古屋場所を休場することになりました。貴景勝は途中出場しない考えで、大関昇進からわずか2場所で関脇に陥落することになります。
貴景勝は新大関で迎えた先場所、右ひざを痛めて途中休場し、名古屋場所は、負け越せば大関から陥落する角番で迎えていました。

先月中旬から稽古を再開した貴景勝は、名古屋に入ってからもしこやすり足、てっぽうといった基礎トレーニングを中心に調整を続けていました。

しかし、先月末の二所ノ関一門の連合稽古には参加せず、2日はけがをして以降初めて相撲を取る稽古を再開したものの、相手は幕下以下の力士のみで番数も少なく、調整の遅れは明らかでした。

貴景勝は出場するかどうか師匠の千賀ノ浦親方と相談したあと、4日夜、報道陣の取材に応じ「休場します」と述べ、今月7日に始まる名古屋場所を休場することを明らかにしました。

そのうえで、「自分の中では出場するつもりで名古屋までやってきたが、師匠に相談し、将来の自分を考えた時に万全に治すことが正しいという話をいただいた。師匠の判断は絶対だし自分でも納得している。次の場所に照準を定め、より力強くなって挑むしかない」と話しました。

貴景勝は途中出場しない考えで、ことし9月の秋場所は関脇に陥落することになりますが、「大関から陥落するというのは残念なことになるが、5年、6年後にこの経験があったからこそ今の自分があると思えるぐらいにやるしかない」と巻き返しを誓いました。

新大関から在位2場所で関脇に陥落することになれば、年6場所制が定着した昭和33年以降では2人目で、平成12年秋場所に関脇に陥落した武双山以来、19年ぶりです。

貴景勝の休場は、先場所に続いて2場所連続4回目です。

千賀ノ浦親方「大変な決断 まだまだ若いし先もある」

貴景勝の師匠の千賀ノ浦親方は「自分から『休場します』と言ってきた。角番で休場するのは大変な決断だったと思うがよく考えてくれた。僕も心苦しいが、まだまだ若いし先もある。無理して出場してけがを長引かせるべきではない。しっかり休んで足がよくなり、次の場所、全身全霊で相撲を取ってくれれば成績も残せると思う」と話していました。