鹿児島市全域59万人余に避難指示 直ちに避難を

鹿児島市全域59万人余に避難指示 直ちに避難を
鹿児島市は、大雨で土砂災害が発生するおそれが高まったとして、市内全域の27万5287世帯59万4943人に対して午前9時35分、5段階の警戒レベルのうち、警戒レベル4にあたる避難指示を出しました。
鹿児島市は午後2時現在、市内の公民館や学校の体育館などあわせて191か所に避難所を開設し、早めに避難するよう呼びかけています。

高齢や交通手段がないなどの理由で避難所まで行くことができない場合でも、崖や川などから離れた場所で十分に安全を確保するよう呼びかけています。

市長「自分や大切な方の命守る行動を」

鹿児島市の森博幸市長は午前10時前、市民に向けて避難を呼びかけました。

森市長は「市民の皆さんには厳重な警戒をお願いします。特に崖地や川の近くにお住まいの方は早めに避難していただき、自分や大切な方の命を守る行動をとるようお願いします」と呼びかけました。

避難した人「『8・6水害』と同じぐらい怖い」

市内全域で避難指示が出されている鹿児島市ではお年寄りなどが避難所に集まり始めています。

このうち、鹿児島市玉里町にある市の施設「玉里福祉館」には、午前11時の時点で、お年寄りを中心に8世帯13人が避難していました。

避難してきた人たちは、数日分の食料やふだん飲んでいる薬、それにラジオなどを持参していて、不安そうな表情で過ごしていました。

鹿児島市によりますと、避難勧告が出されていた午前8時の段階で94か所の避難所を開設して避難を呼びかけていて、特に、崖や川の近くなど、災害の危険性が高い地域に住む人は、直ちに避難するよう呼びかけています。

夫婦で避難してきた80歳の男性は、「大雨で避難するのは初めてです。自宅が山の下にあるので、きのうのうちに避難しようと決めていました。とても怖いです」と話し、78歳の妻は「台風だと夕方から避難しますが、怖くて昼間から避難しました。
平成5年の『8・6水害』のときと同じぐらい怖いです。早く雨がおさまってほしいです」と話していました。