北方領土 プーチン大統領“引き渡す計画ない” 日本側けん制か

北方領土 プーチン大統領“引き渡す計画ない” 日本側けん制か
ロシアのプーチン大統領は北方領土について日本に引き渡す計画はないと強調し、今月28日に開幕するG20大阪サミットに合わせて安倍総理大臣と首脳会談を行うのを前に、日本側をけん制するねらいもあったとみられます。
ロシアのプーチン大統領は20日、国営テレビのインタビューに答え、その内容が22日、放送されました。

この中で、最近、北方領土を訪れたというテレビ番組の司会者が「島では子どもたちがロシアの国旗を掲げていたが、降ろす必要があるのか」と聞いたところプーチン大統領は、「いや、われわれにはそんな計画はない」と述べ、日本に引き渡す計画はないと強調しました。

また「島々を含めた地域を発展させる計画がある」とも述べ、北方領土を自国の領土として発展させていく考えを改めて示しました。

プーチン大統領は、今月28日に開幕するG20大阪サミットに合わせて日本を訪れ、安倍総理大臣と首脳会談を行うことになっています。

今回の発言は、これを前に領土問題で譲歩しないとロシア国民に強調したものとみられます。

一方、プーチン大統領は今月6日、日本が、ロシアの抱く安全保障上の懸念に配慮することが平和条約交渉の進展に欠かせないという考えを示していて、交渉の進展を望む日本側に対してはけん制するねらいがあったとみられます。