マレーシア旅客機撃墜 ロシア軍元大佐ら4人を殺人罪で起訴へ

マレーシア旅客機撃墜 ロシア軍元大佐ら4人を殺人罪で起訴へ
5年前、ウクライナでマレーシアの旅客機が撃墜された事件で、オランダなど5か国の合同捜査チームは、ミサイルの配備に関わったとしてロシア軍の元大佐ら4人を殺人の罪で起訴すると発表しました。
5年前、親ロシア派が支配するウクライナ東部の上空でオランダ発のマレーシア航空の旅客機が撃墜され、オランダ人など乗客乗員298人全員が死亡しました。

オランダやウクライナなど5か国で作る合同捜査チームは19日、記者会見し、ロシア軍の元大佐ら3人とウクライナ人1人の合わせて4人がロシア製のミサイルの配備に関わったとして4人を殺人の罪で起訴すると発表しました。

捜査チームは傍受した電話の音声やSNSのやり取りも公開し、オランダの主任検察官は「4人がミサイルのボタンを直接押さなかったとしても、配備に深く関わったと見ている」と述べて、4人をすでに国際指名手配したことも明らかにしました。

捜査チームは来年3月にも裁判を始める方針で、ロシアに対して身柄の引き渡しなど司法手続きに協力するよう求めました。

ロシア外務省「信用失墜ねらう言いがかり」

ロシア外務省は19日、声明を発表し「遺憾だとしか言えない。国際社会におけるロシアの信用を失墜させることをねらった言いがかりだ」と述べて反発し、改めて事件への関与を否定しました。

そのうえで「旅客機の墜落の真相が解明され真犯人が公正に裁かれるよう、ロシアは今後も捜査活動を支援し続ける」と強調しました。