小田急線 踏切で車と衝突し脱線 神奈川 厚木

小田急線 踏切で車と衝突し脱線 神奈川 厚木
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19日午後、神奈川県厚木市の小田急線の踏切で、立往生していた乗用車に快速電車が衝突し、一部の車両が脱線しました。消防によりますと、この事故で乗客3人が首の痛みを訴えるなどして病院に搬送されたということで、警察が詳しい状況を調べています。
19日午後3時前、神奈川県厚木市船子の小田急線の踏切で、立往生していた乗用車に下りの小田原行きの快速急行が衝突し、先頭車両が脱線しました。

警察によりますと、乗用車を運転していたのは20代の女性で、先が渋滞した状態で踏切内に進入して身動きが取れなくなり、踏切の非常ボタンを押したものの、列車のブレーキが間に合わず、衝突したとみられるということです。

女性は、車の外にいて無事でした。

消防によりますと、この事故で首の痛みを訴えるなどした乗客3人が病院に搬送されたということです。

警察が事故の詳しい状況を調べています。

小田急電鉄によりますと、この事故の影響で小田急線は、本厚木駅と伊勢原駅の間で上下線とも運転できなくなっていて、19日中の復旧は難しい状況だということです。

本厚木~伊勢原 運転見合わせ 再開の見通し立たず

事故があった小田急・小田原線の列車は新宿発、小田原行きの下りの快速急行で、10両編成でした。

小田急電鉄によりますと脱線したのは先頭車両で、事故のあと、線路に降りてもらい近くの踏切に避難させたということです。

この事故の影響で小田原線は午後3時前から本厚木駅と伊勢原駅の間で、上下線とも運転できなくなっています。

脱線した車両を移動させたり、衝突した乗用車を線路内から撤去したりする作業などがあるため、19日中に運転再開する見通しはたっていないということです。

小田急電鉄は本厚木駅と伊勢原駅の間で代行バスを運行しています。

代行バスには長い列

小田急線の脱線事故の影響で、代行バスが運行されている本厚木駅では、バスを待つ人たちで長い列ができています。

バスを待つ列に並んでいた70代の男性は「もう2時間くらい列に並んでいます。ずっと並んでいるので、かなり疲れがたまっています」と話していました。

大学1年生の男性は「今から電車でアルバイトに行こうと思っていたので驚きました。自分の前にも長い列ができているので、いつ乗れるか不安です」と話していました。

衝突した車は大破

NHKのヘリコプターで上空から撮影した事故現場の映像では、列車の先頭車両が、進行方向の左側に脱線しているのがわかります。

そして、先頭車両から5両目の左側に大破した車が見えます。また、車の周辺にある線路脇の柵などが折れ曲がっています。

乗客は、乗務員などの誘導を受けながらはしごを使って列車から降り、線路の上を歩いて現場から離れていました。

乗客「急停止し何が起こったのかと…」

脱線した電車の3両目か4両目あたりに乗っていたという乗客の男性は事故当時の状況について「突然、車内の明かりが消えて緊急アナウンスが流れ、気が付いたら外に車の残骸が見えました。列車は急停止し、何が起こったのかと思いました。衝撃はなく、ケガもありませんでしたが、外はすごい事になっていました。座ったままあぜんとした人もいれば、おろしてくれという人もいて、動揺している人が多かったです」と話していました。
また、「乗るときまでは、ただ目的地に行こうという感じだったのに、急にこんなことになって、こわいと思いました」と話していました。
脱線した電車の3両目に乗っていたという男性は「急ブレーキのあと、ドーンという音とともに、ぐしゃっと物がつぶれるようなすごい音がしました。運転士が早めに急ブレーキのアナウンスをしてくれたので、対応できました。ケガがなくてよかったです」と話していました。

運輸安全委が調査へ

この事故で、運輸安全委員会は鉄道事故調査官を現地に派遣し、詳しい状況を調査することにしています。