ピエール瀧被告に異例の10分説諭 裁判官「人生」問う

ピエール瀧被告に異例の10分説諭 裁判官「人生」問う
ピエール瀧被告の裁判で、小野裕信裁判官は判決の言い渡しが終わったあと、10分近くにわたって瀧被告に語りかけました。裁判官が判決以外の内容を話して被告を諭すことは「説諭」と呼ばれますが、18日の説諭は異例の長さです。
小野裁判官は「有名人だからと刑を重くしたり、手心を加えたりしたことはなく、あなたが犯した罪に見合った刑を言い渡しました。あなたが立ち直るために何が必要かという観点で審理を聞いていました」と述べました。

そして、証拠の中で、被告の部屋を写した写真に「人生」という書が飾られているのが写り込んでいたとして、証拠書類を証言台の前に立つ被告に示しました。

裁判官は「なぜこの書が飾られているのか、気になっていましたが、あなたのインディーズ時代からの活動でたびたび作品に出てくることばだと分かりました。あなたが大切にしている『人生』ということばについて、3つ問いたいと思います。『人生』をこれからどうしたいのか。『人生』の意味とは何なのか。『人生』ということばを贈ってくれた人の気持ちに応えているのかということです」と問いかけました。

そのうえで「この先、迷ったり悩んだりしたときは自分の胸に手を当てて『人生』ということばの意味を考えてください。この先、芸能界に復帰できるのか、復帰に何年かかるのかは分かりませんが、薬物の力を借りなくてもこれまでよりも活躍していると社会の人たちが思ってくれる日が来ることを願っています」と述べました。

瀧被告は神妙な表情で裁判官の話に耳を傾けていて、裁判が終わると深く一礼してから法廷をあとにしました。