香港 若者数万人の抗議続く「中国引き渡し」条例 審議開かれず

香港 若者数万人の抗議続く「中国引き渡し」条例 審議開かれず
香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正に反対して、12日、数万人の若者が中心部の道路を占拠するなど抗議活動を続けています。若者たちは議会にあたる立法会の建物を包囲し、日本時間の12日正午から始まる予定だった本会議の審議は開かれないままとなっています。
香港中心部には11日夜遅くから大勢の若者が集まり、12日午後には、数万人に膨れ上がっています。

若者たちは道路を占拠し、「改正案を撤回しろ」などと声を上げて抗議を続ける一方、警察が若者らに放水するなど、にらみ合いが続いています。

若者たちは議会にあたる立法会の建物も包囲し、日本時間の12日正午から始まる予定だった本会議の審議は開かれず、現在も開始のめどはたっていません。

抗議活動に参加した大学生の1人は「政府が私たちの意見を無視しているのは許せない。政府の態度が変わるまで、ここで抗議の声を上げたい」と話していました。

12日午後には香港政府ナンバー2の張建宗政務官がビデオメッセージを発表しました。

張政務官は若者たちに対し、冷静に行動して現場から速やかに立ち去るよう呼びかけるとともに、条例改正については「香港市民の権利を保障し、簡単に引き渡すものではない」と述べ理解を求めました。

香港では抗議活動に参加できるよう従業員に臨時の休暇を認める企業も増え、今後活動の参加者がさらに増えることも予想されます。