「マラソンランナー イヤホンは片耳に!」救急車に気付かず

「マラソンランナー イヤホンは片耳に!」救急車に気付かず
去年12月に宮崎市で開かれた「青島太平洋マラソン」で、倒れたランナーの救助に駆けつけた救急車のサイレンにイヤホンをつけた参加者が気付かず、救急車の到着が手間取ったことを受け、大会の実行委員会はことしの大会からイヤホンは片耳だけにするよう呼びかけることになりました。
去年12月の「青島太平洋マラソン」では、60代の男性ランナーが倒れて一時、心肺停止になり、救急車に加え、AEDを運ぶ救護スタッフの自転車がランナーの列の後ろ側から救助に向かいました。

しかしイヤホンをつけたランナーもいて、救急車のサイレンや救護スタッフが道を空けるよう呼びかける声に気付かず、到着に手間取ったということです。

マラソンのランナーの中には、気分を高揚させたりリズムよく走ったりするため、イヤホンで音楽を聞く人も少なくないということです。


大会の実行委員会は、ことしの大会からランナーに対し周囲の音が聞こえるようイヤホンを付ける際は片耳だけにするよう呼びかけることになりました。

すでに大会要項に記載しているほか、スタート前にもアナウンスする予定です。

実行委員会では「命を救うため協力をお願いしたい」と話しています。

救急隊員「よい取り組み」

宮崎市消防局の救急隊員、野中進吾さんは当時、救急車でスタート地点の近くに待機し、連絡を受けて現場に向かいました。

野中さんは「ランナーたちは2車線の道幅いっぱいにぎっしりといて、多くの人は救急車のサイレンに気付いたりして道の端によけていたが、中には気付かない人もいた。イヤホンを片耳だけにするのはよい取り組みだと思う」と話しています。