松江城の石垣下に50m超巨大空洞 戦時中の防空ごうか

松江城の石垣下に50m超巨大空洞 戦時中の防空ごうか
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松江市にある松江城の石垣の下から、長さ50m以上ある戦時中の防空ごうとみられる巨大な空洞が見つかりました。専門家は「かなり大型の防空ごうで、石垣の下に広がっているのは珍しい」と話しています。
松江城では石垣の劣化が進んでいるため、去年11月から石を組み直して修復する作業が行われています。

作業の過程で先月、堀の内側に築かれた石垣の下から、戦時中の防空ごうとみられる巨大な空洞が見つかったことが分かりました。

空洞は岩盤に「コ」の字型に掘られ、高さ2m、幅が最大で4.5m、長さ53mあるということです。

市によりますと、終戦の5か月前、島根県が職員を避難させるために城の敷地内に防空ごうを掘ると記した文書が残されていて、空洞の場所と一致するということです。

松江市は戦争遺跡として調査したうえで、石垣が崩落するおそれがあることから埋める方向で検討しています。

各地の城の実情に詳しい奈良大学の千田嘉博教授は「戦時中は各地の城で防空ごうが作られたが、今回見つかったのはかなり大型で、石垣の下に広がっているのは珍しい」と話しています。

そのうえで、防空ごうに行政機能を一時的に移す目的もあったのではないかと指摘しています。