13病院がMRIなど患者データ共有 転院などで迅速治療 和歌山

13病院がMRIなど患者データ共有 転院などで迅速治療 和歌山
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和歌山県は、県内の各地域にある主な13の救急病院などが患者の医療データをお互いにやり取りする全国でも珍しいシステムを導入し、患者を別の病院に搬送した際に迅速に治療が開始できると期待されています。
和歌山県は面積が大きく山あいの地域も多いことから、救急の患者をより高度な治療ができる別の医療機関に搬送するケースも多く、その際、検査のやり直しなどをすると治療までに時間がかかることが課題となっていました。

このため和歌山県は、高度医療に対応した3つの病院と、救急患者を受け入れている県内各地域の10の医療機関の間で、CTやMRIなどの大量の医療データをやり取りできるシステムを導入しました。

このシステムを使えば、患者を別の病院に搬送する際にあらかじめデータを送って、受け入れ先の病院で事前に手術の準備などができるほか、データを専門医に送って指示を受けることもできるということです。

システムの運用はすでに始まっていて、手術開始までの時間をこれまでよりも1時間ほど短縮できたケースもあったということです。

和歌山県によりますと、都道府県内の全域で医療データをやり取りするシステムを運用するのは全国でも珍しいということです。

和歌山県福祉保健部の野尻孝子技監は「医師どうしの情報共有が進み、患者の治療をより早く始めることができるので、患者の命を救うことにつながると期待している」と話しています。