巨大地震に備え6万世帯余を直接訪問 家具固定指導へ 名古屋

巨大地震に備え6万世帯余を直接訪問 家具固定指導へ 名古屋
南海トラフの巨大地震に備えて、名古屋市消防局は今月から、モデル地区に指定する6万余りの全世帯を消防署員が直接訪問し、家具の転倒を防止する器具などを無料で配る方針を固めました。
南海トラフの巨大地震が発生した場合、名古屋市内では最悪の場合、家具の転倒や建物の倒壊で2100人が死亡すると推計されています。

被害を少しでも減らそうと、名古屋市消防局は市内で16のモデル地区を指定し、今月から来年3月までに消防署員が6万6000余りある全世帯を直接訪問する方針を固めました。

訪問では、消防署員が各家庭の対策の状況を聞き取ったうえで、家具の転倒を防止する器具をはじめ、家庭用の消火スプレーなどを無料で配るということです。

こうした取り組みは政令指定都市では全国で初めてだということで、名古屋市消防局は、将来的には110万ある市内の全世帯で行いたいとしています。

半田修広消防課長は「家具の固定はこれまでも啓発しても広がらなかったため、家庭に直接、足を運んで対策を進めたい」と話しています。