台湾軍 中国の侵攻を想定し大規模演習 対抗姿勢鮮明に

台湾軍 中国の侵攻を想定し大規模演習 対抗姿勢鮮明に
台湾の軍は、統一を目指して台湾への圧力を強める中国が侵攻してくるという想定で、実弾も使用した大規模な演習を実施し、中国への対抗姿勢を改めて鮮明にしました。
台湾の蔡英文政権はことし1月、中国の習近平国家主席が、台湾の統一を目指し、独立の動きや外部の干渉に対して、武力行使も排除しないという考えを示したのに反発して、中国に対抗する姿勢を強調しています。

こうした中、台湾の軍は22日、東部の海域で中国による侵攻を想定した大規模な演習を実施し、メディアに公開しました。

演習では、主力となっているF16戦闘機が敵に見立てた戦闘機を迎撃するなどしたほか、実弾の発射訓練も行われました。

台湾周辺ではことし3月、中国の戦闘機2機が台湾海峡の中間線を越えて台湾側を飛行する異例の行動をとったほか、先月には中国の爆撃機が台湾を周回するように飛行するなど、蔡政権に対する中国の軍事的な圧力が強まっています。

安全保障面で台湾を支援するアメリカはこうした中国の動きを警戒していて、ことし1月以降、アメリカ海軍の艦艇が毎月、中国と台湾を挟む海峡を通過しています。

台湾の国防部は、演習は定期的なものだと説明していますが、来週以降も大規模な軍事演習が相次いで実施される予定で、蔡政権としても、中国への対抗姿勢を改めて鮮明にした形です。