球界最年長投手 巨人上原が現役引退へ

球界最年長投手 巨人上原が現役引退へ
プロ野球 巨人の球界最年長ピッチャーで、日米通算で初めて100勝100セーブ100ホールドを達成した上原浩治投手が、シーズンの途中で現役を引退することがわかりました。上原投手は20日午後、会見を開いて引退を決めた理由などを説明することにしています。
上原投手は44歳。大阪体育大からドラフト1位で巨人に入団し、1年目の1999年から20勝を挙げて、最多勝のほか沢村賞や新人王など数多くのタイトルに輝きました。

その後、巨人のエースとして10年間で112勝を挙げ、日本代表としてアテネ、北京の2大会のオリンピックと、世界一に輝いた第1回のWBC日本代表にも選ばれ、国際大会でも活躍しました。

2009年からは、フリーエージェントを宣言して大リーグに移籍。4球団でプレーし、レッドソックス時代には、抑えとしてワールドシリーズ制覇に貢献しました。

そして昨シーズン、10年ぶりに巨人に復帰し、去年7月には日米通算で「100勝100セーブ100ホールド」を初めて達成しました。

シーズン終了後に、左ひざを手術して自由契約になりましたが、巨人と再び契約し、今シーズンは、背番号を前回の巨人時代や大リーグで付けた「19」に戻し、1軍での復活を目指しました。

しかし、速球のスピードは130キロ台にとどまり、ここまで2軍で9試合の登板で防御率4.00と結果を残せず、1軍での登板はありませんでした。

上原投手はシーズン途中に現役を引退する意向を固めて球団に申し入れ、了承を得たということで、20日午後に会見を開いて引退を決めた理由などを説明することにしています。

ツイッターで報告

巨人の上原投手は20日午前、自身のツイッターを更新し、「今日で引退となります。長い間、応援ありがとうございました」とファンに現役を引退することを報告しました。

そして、「まだ心の中、頭の中がごちゃごちゃしてますので、とりあえずはご報告まで」と複雑な心境も記しました。

昨季まで「19」だった菅野は…

上原投手の背番号「19」を昨シーズンまでつけていた巨人のエース・菅野智之投手は上原投手が引退することについて、「2年間だけど、一緒にやれるとは思ってなかったし、いろいろなことを教わったり、見たり、聞いたりした。さみしい気持ちもあるが、本当にここまでできるのはすごいことだと改めて感じる。自分の中では上原さんとの時間は財産になったと思う」と述べました。

そのうえで、「練習に対する姿勢であったり、野球に向き合う姿をみて、常に生活の中心に野球がある人だと思っていた。少しでもそういところを受け継いで、もっともっと近づいていきたい」と話していました。

巨人 山口「まだ実感がない」

巨人で先発ローテーションの一角を担う山口俊投手は、上原投手が引退することについて「率直にまだ実感がない。一緒にやれた時間は短かったけど、本当によくしてもらってた、本当に尊敬できる先輩の1人」と述べました。

また上原投手が44歳まで現役を続けたことについては「今の自分では想像がつかないので、すごいと思う。練習で自分のやることに対して妥協しないその姿を見て、そういう芯の強さがないとああやって長く一線でプレーできないと感じることができた」と話していました。