小4女児虐待 母親 夫の暴力を証言もLINEでは「告げ口」

小4女児虐待 母親 夫の暴力を証言もLINEでは「告げ口」
千葉県野田市で小学4年生の女の子が虐待を受けた末に死亡し、両親が起訴された事件で、このうち虐待を止めなかったなどとして傷害ほう助の罪に問われている母親の栗原なぎさ被告の初公判で、被告は弁護士や検察官の質問に答えました。
この中で、夫の勇一郎被告からDVを受けていたかどうかを弁護士に尋ねられると、なぎさ被告は「当初は思っていなかったが、いま振り返るとDVだったのかなと思っている」と述べました。

さらに、勇一郎被告から何か言われた際、どんな気持ちになったかという問いには「絶対にやらなくてはいけないという気持ちになります。怒られると思った」などと述べました。

また、去年の年末からことしの年始にかけて勇一郎被告が心愛さんを虐待していた際には「これ以上やらないで」「警察に通報する」などと制止したものの、勇一郎被告に床に押し倒され、ひざかけを口の中に突っ込まれたことなどを明らかにしました。

そして「娘と家を出て行こうとしても、行き先がばれたり連れ戻されると思った」と述べました。

このほか、心愛さんについては「優しくていつも笑顔で明るい子だった」と述べましたが、弁護士や裁判官から心愛さんへの思いを重ねて質問されると沈黙して答えませんでした。
初公判では、検察の証拠調べの中で、なぎさ被告と勇一郎被告とのLINEでのやり取りも明らかにされました。

去年2月、心愛さんが「お父さんに叩かれたというのは嘘です」などとする児童相談所あての文書を書かされた際には、勇一郎被告からのLINEでの指示に対し、なぎさ被告は「了解、ちゃんと書かせるね」と返信していたということです。

また、なぎさ被告は勇一郎被告に対し「わたしと次女が寝ているのをみはからって、冷蔵庫から牛乳を飲もうとしていたよ、ありえないよね、またこっそり出てくるはず。本当におまえはなにさまかとむかつくよね」などと、告げ口をするような内容のメッセージも送っていたということです。

また、心愛さんは亡くなる4か月ほど前の去年9月に、なぎさ被告の携帯電話を使って勇一郎被告の母親にみずから電話し、勇一郎被告から暴力を振るわれていることを訴えたということで、この電話をきっかけに心愛さんは勇一郎被告の両親の家で、一時、暮らしていました。