財布紛失の高校生に善意の6万円 恩人の医師と来週再会へ 沖縄

財布紛失の高校生に善意の6万円 恩人の医師と来週再会へ 沖縄
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先月、親戚の葬儀に参列するための航空券代の6万円余りが入った財布をなくした沖縄県の高校生が、お金を貸してくれた見ず知らずの男性を探していたところ、埼玉県の医師だったことが分かり、来週にも再会することになりました。高校生は「早く会ってお金を返し、直接お礼を言いたい」と心待ちにしています。
沖縄県の与那国島出身で、那覇市の高校2年生、崎元颯馬さん(17)は先月24日、おじの葬儀に参列するため、飛行機で島に戻ろうと、モノレールで空港に向かいました。

ところが、那覇空港駅に到着したところで、航空券代の6万円余りが入った財布をなくしたことに気付き、車内で途方に暮れていたところ、見ず知らずの男性に声をかけられ、事情を話すと、ホームへ降りるよう促され、「早く飛行機に乗って」と、6万円を手渡されたということです。

崎元さんは無事葬儀に間に合いましたが、男性の名前も連絡先も聞いていなかったことから、通っている沖縄工業高校の校長に相談したところ、地元の新聞社に記事を掲載してもらい、「名乗り出てほしい」と呼びかけることにしました。

その結果、埼玉県の医師、猪野屋博さん(68)から連絡があったということです。

崎元さんは当時を振り返り、「お金を手渡された時は、本当に優しい人がいるんだと、ことばにならないぐらい感謝の気持ちでいっぱいになった。早く会ってお金を返し直接お礼をいいたい」と話しています。

崎元さんは来週にも、沖縄で猪野屋さんと再会する予定で、手作りの文鎮などを渡して感謝の気持ちを伝えることにしています。

お金渡した医師「さがしてくれて感動した」

猪野屋さんは「そうでなくても人が困っているときには助けてあげたい。どこでも起きている普通のことじゃないですか。6万円を渡したニュースがネットにのっていると聞きました。ネットなんか見たことないからうれしかった。さがしてくれてたんだというのは非常に感動した」と話していました。