マラソン五輪代表「一発選考」 レースの説明会

マラソン五輪代表「一発選考」 レースの説明会
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東京オリンピックのマラソンの代表選手のうち2人をいわば「一発選考」する初のレースがことし9月に開かれるのを前に、出場権を得た選手を対象とした説明会が都内で開かれました。
東京オリンピックの男女のマラソンの代表選手3人のうち2人は、ことし9月15日に東京都内で開かれるMGC=「マラソングランドチャンピオンシップ」の上位2人が選ばれます。

いわば「一発選考」で行われる初のレースの出場権を得た選手は男子34人、女子15人に上り、7日は選手や指導者を対象とした説明会が都内で開かれました。

説明会にはアメリカを拠点とする男子の日本記録保持者、大迫傑選手など欠席した選手を除く40人の選手と指導者が出席し、冒頭、日本陸上競技連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが改めてこの選考レースの意義を説明しました。

瀬古リーダーは「このレースは本当に半端なくプレッシャーがかかる大会で、それを乗り越えた選手が真のオリンピック代表になる選手だと思っている。日本の皆さんが元気になる大会になるように盛り上げていきたいので、オリンピックに向かって夢をかなえてください」と呼びかけました。

説明会ではオリンピックのテストイベントとして行われるため、給水が通常とは異なりオリンピックと同じ選手の右側になることなどについて説明が行われました。

選手などからは、暑さの中で行われるレースを念頭に、ドリンクが運ばれるタイミングや台に並ぶ順番など給水についての質問が相次いだということです。

出場権を獲得した選手の中には、同じ9月に開幕する世界選手権を目指す選手もいるため、日本陸連は来月上旬をめどに世界選手権の代表を除いたMGCの最終的な出場選手を発表する予定です。

男子 前日本記録保持者 設楽「いつもどおり臨みたい」

説明会のあと男子の前の日本記録保持者、設楽悠太選手は「本当にいよいよやってくるんだなという感じです。出るからには日本代表を勝ち取れるようにやっていきたい」と意欲を示しました。

一方で、「MGCは大事なレースだが、1つの大会としか考えていない。特に僕は何も対策しないのでいつもどおり臨みたい」と自然体を強調しました。

次のレースとしては7月にオーストラリアで開かれるマラソンに出場する意向を示し、「予想以上に調子が上がっている。このままけがをせずトレーニングを続けて行ければもっと状態が上がってくると思う。去年、日本記録を更新されて悔しい思いがあるので、ことし、もしくは来年にはまた記録を破れる体を作っていきたい」と話していました。

女子 北海道マラソン優勝 鈴木「しっかりと準備」

また女子では、初マラソンだった去年8月の北海道マラソンで初優勝し注目を集めている鈴木亜由子選手が取材に応じ「国民の皆さんが注目してくださっているレースということをきょう改めて感じ緊張もしている。しっかりと準備をしていくことがいちばんだと思う」と話しました。

また、「給水についてみんながすごく気にしているポイントだったので本番までにしっかり対策をしていきたい。9月15日にいかにいい状態でスタートラインに立てるかが大事だと思うので、しっかりと“足づくり”をして非常にプレッシャーのかかるレースを勝ち抜く力を付けていきたい」と決意を述べました。