がん患者 10年後生存率は56.3% ゆるやかに上昇傾向

がん患者 10年後生存率は56.3% ゆるやかに上昇傾向
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がん治療がどれくらい効果があるか判断する指標になっているがん患者の10年後の生存率は、平成17年までの4年間に診断された患者全体では56.3%となり、ゆるやかに上昇傾向が続いていることが国立がん研究センターなどの分析で分かりました。
国立がん研究センターなどの研究グループが全国のがん専門病院など20の医療機関の7万人余りのデータを分析したところ、平成17年までの4年間にがんと診断された患者全体の10年後の生存率は56.3%だったことが分かりました。

10年後の生存率はがんの治療効果の指標とされ、今回の調査対象よりも3年前の平成14年までの4年間と比べて2.4ポイント高くなるなど、ゆるやかに上昇する傾向が続いています。

がんの種類ごとでは最も高いのは、前立腺がんで95.7%、次いで甲状腺がんが84.3%、乳がんが83.9%などとなっていて、国内で患者数の多い胃がんや大腸がんも60%を超えています。

一方、最も低いのは、すい臓がんで5.4%、次いで肝臓がんが14.6%、胆のうがんと胆道がんが16.2%、食道がんが30.3%、肺がんが31%などとなっています。

調査を行った群馬県衛生環境研究所の猿木信裕所長は「最近は新しい治療薬が次々と使えるようになり、生存率は今後も上がる傾向が続くと思われる」と話しています。