ノートルダム大聖堂 巨大パイプオルガンは無事

大規模な火災が起きたフランスのノートルダム大聖堂で、被害が心配されていた巨大なパイプオルガンについて専門家は、調査の結果、損傷がなかったことを明らかにし、市民の間で安どの声が広がっています。
パリ中心部にあるノートルダム大聖堂は、今月15日に起きた火災で高さ90m余りのせん塔が焼け落ち、屋根の3分の2が崩れる甚大な被害を受けました。

大聖堂の中には、15世紀以降に作りつけられた、8000本近くのパイプを持つ巨大なパイプオルガンがあり、火災や消火活動による被害が心配されていましたが、このパイプオルガンについて専門家が23日に調査したところ、軽くほこりをかぶっているものの損傷は受けていなかったことが分かりました。

毎週日曜日のミサやコンサートで使われてきた大聖堂を象徴するパイプオルガンが無事だったことに、市民の間では安どの声が広がっています。

一方で同じ専門家によると、大聖堂に3つあるパイプオルガンのうち2番目に大きなオルガンは、消火活動で大量の水を浴び、修復は困難だとみられるということです。

現場にたばこの吸い殻 作業員が規則に反し喫煙

地元メディアは24日、火災現場からたばこの吸い殻が見つかったと報じ、当時、大聖堂の改修工事を請け負っていた会社は作業員が規則を守らずたばこを吸っていたことを認めました。

出火の原因はいまだ特定されておらず、この会社は「たばこの吸い殻1本が大聖堂の火災の原因にはなりえない」と強調していますが、歴史的な建築物の中で規則が十分に守られていなかったことを地元メディアは衝撃を持って伝えています。