米司法省 企業秘密を盗んだ罪で中国人ら2人起訴

米司法省 企業秘密を盗んだ罪で中国人ら2人起訴
アメリカ司法省は、中国政府のためにアメリカから企業秘密を盗んだ罪などで中国人と中国系アメリカ人の2人を起訴したと発表し、中国政府に産業スパイをやめるよう改めて迫りました。
アメリカ司法省は23日、中国政府のためにアメリカのGE=ゼネラル・エレクトリック社から企業秘密を盗み出したとして、GEの技術者だった中国系アメリカ人の56歳の男とその親族で、中国人の47歳の男の2人を産業スパイなどの罪で起訴したと発表しました。

2人は、中国国内に航空技術の会社を立ち上げて、中国政府から財政的な支援を受けたうえで航空機のエンジンなどに使われるガスタービンに関する企業秘密を盗み出した罪に問われています。

起訴状では、ガスタービンが中国政府の産業政策「中国製造2025」で重視する航空産業にとって欠かせない重要な技術だったと指摘しています。

今回の起訴を受けて、司法省のデマーズ次官補は声明を発表し「アメリカ企業から盗み出した知的財産を中国企業が再現し、世界の市場をアメリカから奪っていくという中国政府が描く戦略の典型的な例だ」と批判しました。

そのうえで、「世界第2の経済大国によるこうした国家ぐるみの窃盗をわれわれは認めない」と強調し、中国政府に対して産業スパイをやめるよう改めて迫りました。