衆院大阪12区補選 維新 藤田氏が初当選

衆院大阪12区補選 維新 藤田氏が初当選
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前の衆議院議員と新人の合わせて4人の争いとなった衆議院大阪12区の補欠選挙は21日投票が行われ、日本維新の会の新人の藤田文武氏が初めての当選を果たしました。
衆議院大阪12区の補欠選挙は開票が終了しました。

▽藤田文武(維新・新)当選 6万341票
▽北川晋平(自民・新) 4万7025票
▽樽床伸二(無所属・前) 3万5358票
▽宮本岳志(無所属・前) 1万4027票

日本維新の会の藤田氏が、自民党の新人で公明党が推薦する北川氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。

藤田氏は大阪 寝屋川市出身で38歳。府立高校の教員などを経て、スポーツ関連の会社を経営し、おととしの前回の衆議院選挙に続いて、日本維新の会から立候補しました。

選挙戦で藤田氏は統一地方選挙の前半に行われた大阪府知事と大阪市長のダブル選挙や、大阪府議会議員選挙などで維新の会が勝利したことを追い風に、党が掲げる「身を切る改革」の徹底や、幼児期からの教育の無償化など子育て支援の拡充、それに東京への一極集中を解消するため、大阪の副首都化を進めることなどを訴えました。

そして維新の会の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層や、北川氏を擁立した自民党の支持層からも一定の支持を集め、初めての当選を果たしました。

藤田氏「新しい時代の新しい政治を一歩踏み出す」

藤田氏は「有権者から力以上に期待をかけていただいた。ずっと訴えてきた大阪の改革を国で実現し、新しい時代の新しい政治を、一歩踏み出していくため、精進したい」と述べました。

北川氏「残念な結果になり申し訳ない気持ち」

自民党の新人で、公明党が推薦する北川晋平氏は「亡くなった叔父の北川智克の思いを引き継ぎ、大阪12区の3市、それに日本のために全力を尽くして戦うという決意を持って挑んだが、残念な結果になったことは申し訳ない気持ちでいっぱいです」と述べました。

また大阪府知事選、市長選のダブル選挙の影響については「有権者の反応からはあまり感じていなかったが、影響がなかったわけではない。しかし敗因のいちばんの理由は自分の力不足だと思っている」と述べました。

樽床氏「力不足で残念な結果になり申し訳ない」

無所属で前の衆議院議員の樽床伸二氏(59)は「私の力不足で大変残念な結果になり申し訳ない。これからの政治がどのような状況になるのか全く想像がつかないが、日本の政治がしっかりしたものになることを期待したい」と述べました。

一方、今後の政治活動については、「支持者の皆さんと相談をして決めていきたい」と述べました。

宮本氏「闘いをともにした野党各党と市民に感謝」

無所属の前の衆議院議員の宮本岳志氏は「大変残念な結果だが、すばらしい闘いをともにしていただいた野党各党の皆さんをはじめ市民の皆さんに感謝したい。今後も皆さんと一緒にこれからの日本のために頑張っていきたい」と述べました。

自民 二階幹事長「謙虚に受け止め 反撃材料に」

自民党の二階幹事長は記者団に対し、「結果は謙虚に受け止めないといけないが、1つのきっかけにして、反撃材料にして、これから取り組んでいきたい」と述べました。

立民 長妻選対委員長「大阪は維新の会が強い」

立憲民主党の長妻選挙対策委員長は記者団に対し、「われわれも応援に入ったが、なかなか及ばず、望む結果ではなかった。大阪は維新の会が強いことが大きい。もう少し時間があれば、違う結果になったのではないか。結果を分析して次に生かしていきたい」と述べました。

国民 玉木代表「1対1の構図を作れなかった」

国民民主党の玉木代表は記者団に対し、「有権者に分かりやすい1対1の構図を作れなかったことと合わせて、争点が沖縄の補欠選挙のように明確にならなかった。選挙結果をよく分析し、今後の野党連携の在り方につなげていきたい」と述べました。

共産 志位委員長「与えられた条件の中で最善の戦いだった」

共産党の志位委員長は記者会見で、「宮本氏が及ばなかったのは残念だが、与えられた条件の中で最善の戦いだったと思う。市民と野党の今後にとって、大きな財産を作った選挙だった」と述べました。

維新 馬場幹事長「皆さんにご期待をいただけた」

日本維新の会の馬場伸幸幹事長は「大阪で行ってきた改革を全国に広げるために一歩ずつ前進している中で、藤田くんが勝利できたのは皆さんにご期待をいただけたからだと思う。しかし、まだ実績は全くなく、ご期待という民意がいつ消えてしまうか分からない。そのことを肝に銘じて頑張っていきたい」と述べました。

自由 小沢代表「野党共闘をさらに深化が大事」

自由党の小沢代表は「本当に残念だが、宮本候補の勇気ある決断と奮闘には敬意を表したい。野党は共闘しなければ絶対に強大な政権には勝てない。これを糧として野党共闘をさらに深化させていくことが大事だ」などとする談話を出しました。

希望 松沢代表「維新候補が当選 友党として頼もしい」

希望の党の松沢代表は「日本維新の会の候補が当選し、友党として頼もしいかぎりだ。大阪都構想という地方自治の構造改革が受け入れられ、その勢いが国政選挙にも反映されたものと考えている」などとする談話を出しました。

社民 吉川幹事長「国民が安倍内閣にノーを突きつけた」

社民党の吉川幹事長は「安倍総理大臣自身が現地入りするなど、政府・与党が総力を挙げたにもかかわらず、自民党候補が敗北したことは国民が安倍内閣にノーを突きつけたに等しい」などとする談話を出しました。