柔道全日本女子選手権 18歳の素根が大会2連覇

柔道全日本女子選手権 18歳の素根が大会2連覇
体重無差別で柔道女子の日本一を決める全日本女子選手権が行われ、18歳の素根輝選手が決勝で去年の世界チャンピオン、朝比奈沙羅選手に勝って、大会2連覇を果たしました。
全日本女子選手権は、ことしの夏に東京で行われる世界選手権、78キロを超えるクラスの最終選考会を兼ねて、横浜市中区の横浜文化体育館で行われ、各地区の予選を勝ち抜いた選手など37人が出場しました。

去年のこの大会と、アジア大会で優勝した大学1年生の18歳、素根選手は初戦となった2回戦を除いて、すべて技によるポイントを奪って決勝に進みました。

一方、去年の世界チャンピオン、朝比奈選手は2回戦からの3試合はすべて延長にもつれ、準決勝では一本勝ちで決勝に進みました。

2週間前の全日本選抜体重別選手権と同じ対戦となった決勝は、4分間の試合時間では決着がつかず互いに2つの指導を受けて延長に入りました。

延長に入り、技をかけ合う意地のぶつかり合いとなりましたが、延長4分すぎから素根選手が背負い投げや足技で攻め続けて、最後は、朝比奈選手に3つ目の指導が出ました。

素根選手は、朝比奈選手の反則負けで勝って、大会2連覇を果たしました。

素根選手は「朝比奈選手を直接対決でもう1回倒すのが目標だったので、しっかりやりきることができてよかった。互いに手の内を知っているので簡単な試合にならないと思っていた。勝ちきることができてよかった」と話していました。

2位の朝比奈「自分には東京しかない 帰ってまた練習」

決勝で敗れ2位だった朝比奈沙羅選手は「ダメダメな試合が続き、前回の大会から2週間でやってきたことができず悔しい。素根選手には、このあとのオリンピックもあるが自分には、東京オリンピックしかないと思っています」と悲壮感をにじませました。

そのうえで、「きつい練習をしてきて、競り合ったところでは負けないと思っていた。帰ってまた練習します」と涙を流しながら話していました。

52キロ級の中村は初戦敗退

女子52キロ級で、オリンピック2大会で銅メダルを獲得した29歳の中村美里選手は、予選を勝ち抜いて体重無差別で争うこの大会に挑戦しました。

中村選手は、初戦の2回戦で、足技を繰り出し見せ場は作ったものの延長で相手に有効を奪われ敗れました。

中村選手は、「体重は自分の2倍くらいの相手で、想定していたが大きかった。憧れの舞台で、小さくても大きい人に対抗できることを少しは見せられたかと思う」と振り返りました。

今後については、「本気で挑戦する最後の大会と思って臨んだ。今のところ、次に出る大会は未定だが、チャンスがあれば出たいと思う。世の中は引退と言うが、私は柔道が大好きで一生現役でいたいとも思う」と話していました。