“AED積極的に使用を” 学校での突然死防止へシンポジウム

“AED積極的に使用を” 学校での突然死防止へシンポジウム
児童や生徒が学校で心臓発作を起こして亡くなる突然死を防ごうと、AEDの積極的な使用などを呼びかけるシンポジウムが20日金沢市で開かれました。
このシンポジウムは金沢市で開かれている日本小児科学会が企画しました。

学校では毎年50人ほどの児童や生徒が心停止となっていますが、心臓が原因であることが多いためAEDで救える可能性が高いことが報告されました。

そして、8年前に小学6年生だった娘を学校での突然死で亡くしたさいたま市の桐田寿子さんが講演しました。

桐田さんは、娘の明日香さんが駅伝の練習中に心臓発作を起こして倒れたものの、学校にあったAEDが使われなかった経緯を説明し、「AEDは電気ショックが必要かどうかを診断する機能も付いているので、積極的に使ってほしい」と訴えました。

また当時、さいたま市の教育長だった桐淵博さんも講演し、さいたま市ではこの事故のあと、すべての小中学校で心停止を想定した実践的訓練を行っていることを報告しました。

さらに、心肺蘇生やAEDの実習を学校で受けた子どもたちによって救命される事例が相次いでいることから、学校での救命教育が重要だと指摘しました。

桐淵さんは、「明日香さんの事故と教訓を全国の学校現場に伝えることで学校をより安全にして、救われる子どもを増やしていきたい」と話しています。