天皇陛下の即位30年 北野武さんやユーミンもお祝い

天皇陛下の即位30年 北野武さんやユーミンもお祝い
k10011879411_201904101832_201904101835.mp4
天皇陛下の即位30年を祝う集いが、国会議員や経済界の代表などが出席して開かれ、安倍総理大臣や各界の著名人が天皇陛下への感謝のことばを述べました。
天皇陛下の即位30年を祝う集いは超党派の議員連盟などが開いたもので、衆参両院の議長や経済界の代表などおよそ1800人が出席しました。

安倍総理大臣は「平成の30年、多くの自然災害に見舞われたが、両陛下は被災地をお見舞いになり、犠牲になられた方々を悼まれるとともに、被災者一人ひとりの傍らに立ち、おことばをかけられた。両陛下のお姿は、多くの国民の心に深く刻み込まれている」と述べました。

そのうえで「長きにわたり国民に常に寄り添ってこられた両陛下のお姿を胸に刻みながら、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来をつくり上げていく決意だ」と感謝のことばを述べました。

京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長は「天皇陛下は研究者で、私の知るかぎり、著者名がファーストネームだけなのは陛下の論文のみであり、日本人研究者として大きな誇りだ」と述べました。

そのうえで「私にとっての平成は、iPS細胞が芽生え、成長し、つぼみをつけた30年だった。まもなく訪れる令和の時代に元号に込められた意味をしっかり受け止めて、iPS細胞を大きく花開かせ、患者さんのもとに届けられるよう努力していきたい」と述べました。

映画監督でタレントの北野武さんは祝辞を述べる前、わざとおでこをマイクにぶつけたりして会場を笑わせました。
そして「初めて両陛下と接したのは平成28年のお茶会の時だったが、両陛下は『交通事故後、体の具合はどうですか。あなたの監督した映画を見ています。どうかお体に気をつけて頑張ってください』と声をかけていただいた。この時、両陛下が私の映画のことや体のことを知っていたのに驚き、不思議な感動に包まれた」と述べました。

東日本大震災で被災した、岩手県大槌町のホテルの千代川茂社長は「1000年に1度の大震災からことしの3月で8度目の命日を迎えた。天皇皇后両陛下は被災地に何度も足を運び、寄り添い、復興に勇気と生きる希望を賜った。天皇陛下にはお元気で、今後も被災地に希望と励ましを賜りたい」と述べました。

このあとコンサートも行われ、歌会始で天皇陛下が詠まれた「我が国の 旅重ねきて 思ふかな 年経る毎に 町はととのふ」という短歌と、皇后さまが詠まれた「幸くませ 真幸くませと 人びとの 声渡りゆく 御幸の町に」という短歌に曲をつけて、シンガーソングライターの松任谷由実さんや、ゆずの2人が歌いました。

最後に参加者が万歳を三唱し、お祝いと感謝の集いは終了しました。