大阪府知事選 前大阪市長の吉村氏 初当選

大阪府知事選 前大阪市長の吉村氏 初当選
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いわゆる「大阪都構想」の是非などをめぐって新人2人の争いとなった大阪府知事選挙は、大阪維新の会の新人で前の大阪市長の吉村洋文氏が、自民党などが推薦した候補を破って初めての当選を果たしました。
大阪府知事選挙の結果です。

▽吉村洋文(大阪維新の会・新)当選 226万6103票
▽小西禎一(無所属・新)125万4200票。

大阪維新の会の新人で前の大阪市長の吉村氏が、自民党と公明党大阪府本部が推薦し、国民民主党大阪府連が支持する元大阪府副知事の小西氏を抑え、初めての当選を果たしました。

吉村氏は大阪府出身で43歳。衆議院議員などを経て、平成27年の大阪市長選挙で初当選し、3年余り市長を務めましたが、いわゆる「大阪都構想」の実現に向けて改めて民意の後押しを得たいとして、先月、大阪維新の会代表で大阪府知事だった松井一郎氏とともに辞職し、入れ代わって知事選挙に立候補しました。

選挙戦で、吉村氏は、市長在任中に市営地下鉄の民営化など行政のスリム化に取り組んだ実績を強調するとともに、「大阪都構想」を実現することで府と市の二重行政を解消し、さらなる大阪の発展につなげると訴えました。

そして、大阪維新の会の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層や、小西氏を推薦した自民党の支持層からも一定の支持を集め、初めての当選を果たしました。

今回の大阪府知事選挙の投票率は49.49%で、4年前の選挙に比べて4.02ポイント高くなりました。

吉村氏「都構想の再挑戦に踏み出したい」

吉村氏は記者会見で、「本当に厳しい選挙戦だったが、これまで松井知事と一緒に府市一体で改革を進めてきたことを続けていけということだと思う。これまでの維新の改革を続け、大阪を成長させるとともに都構想の再挑戦に踏み出していきたい。大阪の成長を目指して、身を引き締めて頑張っていきたい」と述べました。

小西氏「私の候補者としての力不足」

大阪府知事選挙で敗れた小西禎一氏は午後8時すぎからの記者会見で、「当選できなかったのは、私の候補者としての力不足だ。大阪の政治を変えようと訴え、多くの方から共感を得られると思ったが、結果としてそうならなかったことは重く受け止めないといけない。相手は大阪都構想への再挑戦を訴えているが、本当に府民の方に理解いただけているのかは疑問に思う」と述べました。

自民 二階幹事長「結果は謙虚に受け止めたい」

自民党の二階幹事長は記者団に対し、「大阪ダブル選挙の結果は謙虚に受け止めたい。敗因を分析し、次なる戦いに備えていきたい。まだ活動の余地があったのではないかとは思う」と述べました。

公明 山口代表「民意を真摯に受け止める」

公明党の山口代表は記者会見で、「極めて残念な結果だ。示された民意を真摯に受け止めるとともに、議会議員選挙の結果を待ったうえで、その構成のもとでの府政、市政の在り方について、民意を尊重しながら進めていくことが大切だ」と述べました。

そのうえで山口氏は「都構想自体は中身が判然としないまま選挙がなされていたが、当選した候補の、『大阪府も大阪市もなんとかしたい』という前向きな気持ちに評価が集まったのではないか。一方で、敗れた側は自公はともかく、一部野党も支持をするという動きの中で、何をやりたいのか、何を進めたいのかがはっきり伝わりきらなかったのではないか」と述べました。

自民大阪府連 左藤会長「準備不足」

大阪府知事選挙と大阪市長選挙の結果を受けて、自民党大阪府連の左藤章会長は「すばらしい人物を候補者として擁立したが、準備不足で、候補者の声が市民に届く時間がなかったと思う。都構想の中身については明確にされていないし、経費やいろんなむだが本当になくなるのか疑問だ。今後の推移を注視していくしかないと思っている」と述べました。

公明大阪府本部 佐藤代表「民意を重く受け止める」

大阪府知事選挙と大阪市長選挙の結果を受けて、公明党大阪府本部の佐藤茂樹代表は「選挙の結果、民意を重く受け止める。突然のダブル選挙で候補者選定に時間がかかり、主張の内容が幅広く浸透しきれなかったことは残念だ」と述べました。

そのうえで、「維新に対しては今まで一貫して是々非々で臨んできたし、これからも是々非々で臨んでいく。府議選と市議選の結果を見て、今後の都構想の扱いについてどう対応していくか党として検討したい」と述べました。