イスタンブール新空港本格運用開始 年間2億人の利用目指す

イスタンブール新空港本格運用開始 年間2億人の利用目指す
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ヨーロッパとアジアにまたがるトルコ最大の都市イスタンブールで新しい国際空港の本格的な運用が始まりました。空港はさらに段階的に拡張され年間2億人が利用可能な世界最大規模の空港とする計画で、トルコでは経済発展のけん引役としての期待が寄せられています。
本格的な運用が始まったのは、トルコ最大の都市イスタンブールに建設された「イスタンブール空港」です。

手狭になった既存の「アタチュルク国際空港」に代わる新たな空港として建設され去年10月に開港しましたが、6日午後、国を代表するトルコ航空の発着がすべて新空港に移り、7日午前0時から本格的な運用が始まりました。

6日午後には、早速チェックインカウンターの前に乗客が列を作り「本当に大きくてすごい」など、真新しい空港からの出発を喜んでいました。

新空港は東京ドームが30個入る広さのメインターミナルから国際線と国内線が発着し、2本の滑走路を備え年間9000万人の利用が可能だということです。

さらに今後、段階的に拡張され、9年後の2028年までに滑走路が6本に増えて、年間2億人が利用できる世界最大規模の空港として整備される計画で、トルコでは経済発展のけん引役としての期待が寄せられています。

担当相「世界を結ぶ懸け橋となる」

「イスタンブール空港」の本格的な運用開始に合わせてトルコのトゥルハン運輸インフラ相がNHKの単独インタビューに応じ「新しい空港はトルコが世界を結ぶ懸け橋となることを確かなものにする」と述べました。

トゥルハン運輸インフラ相は、イスタンブールはヨーロッパやアジア、アフリカ、中東の66か国に5時間以内のフライトで行ける便利な位置にあると強調し「新しいイスタンブール空港が世界第1の空港になることを確信している」と述べました。

そのうえで、同じ中東でアラブ首長国連邦のドバイやカタールのドーハなどの空港が国際的なハブ空港として存在感を示していることについて「2億人の乗客を受け入れる能力を持てば、イスタンブール空港は、優位に立つ」と述べ、自信を示しました。

トルコでは去年、アメリカとの対立をきっかけに通貨のトルコリラが急落してインフレが進み、経済の低迷が続いています。

トゥルハン運輸インフラ相は、新空港は20万人前後の雇用を生むとした試算を示し「急速に発展する航空部門は、経済発展をけん引する」と述べ、トルコの経済にとっての意義を強調しました。

2億人利用可能な空港とは

新しい「イスタンブール空港」は2028年にかけて、段階的に拡張される計画でトルコ政府は、すべて完成すれば年間2億人が利用できる世界最大規模の国際空港になるとしています。

世界の空港が加盟する国際空港評議会によりますと、去年世界で最も利用客が多かったのはアメリカ・アトランタの国際空港の1億700万人で、2位は中国の北京首都国際空港で1億100万人、3位はアラブ首長国連邦のドバイ国際空港で8900万人でした。

中東の空港では、ドバイのほか同じアラブ首長国連邦のアブダビ、それにカタールのドーハの空港も国際的なハブ空港として存在感を高めています。

現時点で年間9000万人の利用が可能だとする新しい「イスタンブール空港」は、まずはドバイの空港に追いつき追い越すことをねらっています。

そして最終的に年間2億人の利用が可能になれば、数字の上では現在利用客数で1位のアトランタの国際空港の2倍近い規模になります。

ただ実際に利用者数で世界一の規模の空港になれるかどうかは、利便性や経済性を高め、国際線の乗り継ぎ客をどれだけ増やせるかにかかっています。