ゴーン前会長を再逮捕へ 日産の資金を私的に流用の疑い

ゴーン前会長を再逮捕へ 日産の資金を私的に流用の疑い
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が中東のオマーンの販売代理店に支出させた日産の資金の一部を私的に流用していた疑いがあるとして、東京地検特捜部はさきほどから前会長に任意同行を求めたものとみられます。特捜部はこのあと特別背任の疑いでゴーン前会長を取り調べ再逮捕するものとみられます。
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)は、みずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載した罪や、サウジアラビア人の知人側に日産の資金を不正に支出させた特別背任の罪で逮捕・起訴され、108日間にわたって身柄を拘束されたあと、先月6日に保釈されました。

東京地検特捜部は前会長の保釈後も、日産のCEO=最高経営責任者の予備費から中東の代理店に支出された巨額の資金の流れについて捜査を続けてきましたが、関係者によりますと、このうち去年までの7年間にオマーンの代理店に支出された38億円余りの資金の一部が、前会長が使っていたクルーザーの購入資金などに充てられた疑いがあるということです。

このため特捜部は、オマーンの代理店に支出された日産の資金の一部を私的に流用していた疑いがあるとして、4日午前6時前に前会長の都内の住居に入り任意同行を求めたものとみられ、午前7時前に前会長を乗せたとみられる車が住居を出たあと、東京 霞ヶ関の検察庁の敷地内に入りました。

特捜部はこのあと特別背任の疑いでゴーン前会長を取り調べ、再逮捕するものとみられます。

ゴーン前会長側はこれまでの取材に対し、オマーンの代理店に予備費から支払われた資金について「日産の部下の要請を受けて長年支払ってきた正当な報奨金で、クルーザーの購入も日産とは関係がない」と説明していました。

ゴーン前会長の住居では

ゴーン前会長が暮らしている東京都内のマンションの前には、午前5時50分ごろ、東京地検特捜部の係官とみられる男性が到着し、正面玄関の前にロープを張って出入りを規制しました。

そして14人が建物の中に入り、駐車場に車が入ったあと車が見えないようにシートで覆われました。

ゴーン前会長を乗せたとみられる車は、東京都内の住居から午前7時前に出発しました。