「消防士が有害物質で死亡」うそ情報拡散で拘束 中国 工場火災

「消防士が有害物質で死亡」うそ情報拡散で拘束 中国 工場火災
中国沿海部 江蘇省の化学工場で今月21日に起きた爆発について、地元当局は死者は78人になったと発表しました。地元当局は「消防士が有害物質を吸い死亡した」といううその情報をネットで拡散させたとして男を拘束するなど、住民の不安が広がることに神経をとがらせています。
江蘇省 塩城の工業団地にある化学工場で今月21日、大規模な爆発と火災があり、周辺の広い範囲で窓ガラスが壊れるなど大きな被害が出ました。

この爆発について、地元当局は25日午後に記者会見し、これまでに78人が死亡したと発表しました。

また現地の病院に入院しているけが人は566人で、そのうち13人は重体だということです。

爆発した工場では有害物質のベンゼンなどを製造していて、中国メディアは、環境対策が不十分だとして当局の処分を受けていた、などと伝えています。

一方、地元の警察は「消防士が有害物質を吸い死亡した」といううその情報をネットで拡散させ、公共の秩序を乱したなどとして男を拘束したと発表したほか、中国メディアは現地で爆発による環境汚染について調べていた民間ボランティアが当局に連行されたと伝えました。

地元当局は環境汚染は適切に処理していると強調し、健康被害に対する住民の不安が広がることに神経をとがらせています。