「自主保育」など多様な子育て紹介する映画の撮影進む

「自主保育」など多様な子育て紹介する映画の撮影進む
親が協力し合って子どもの面倒を見る「自主保育」をはじめ、多様な子育てを紹介し、子育て中の親が孤立するのを防ごうという自主製作映画の撮影が東京都内で進められています。
この映画は、イベントなどを通じて子どもたちに外遊びを広めようと活動している東京のグループが「あそびのレンズ」というタイトルで製作しています。

ことし秋の完成に向けて撮影が大詰めを迎えていて先週、世田谷区の公園で子どもたちが遊ぶシーンの撮影が行われました。

ストーリーは、3歳の女の子の育児に専念していた31歳の母親が、急にデザインの仕事を始めることになり、夫とともに子育ての課題を乗り越えていくというものです。

多様な子育ての在り方を考える中で、親が協力し合い、公園などで子どもの面倒を見る「自主保育」に出会います。

この日は、世田谷区の自主保育グループに参加している母親や子どもたちもエキストラとして撮影に加わりました。

映画のプロデューサーを務める植田泰さんは「多様な子育ての形があり、親が孤立感を感じたり、不安を感じたりせずにリラックスして子育てできるような地域が広がってほしいという思いを伝えたくて映画を作っています」と話していました。

自主保育とは

22日、撮影が行われた「自主保育」は親どうしでグループを作り、当番になった親が地域の公園などで子どもたちの面倒を見る活動です。

東京 世田谷区では第二次ベビーブームのあと、40年ほど前に始まり、区によりますと現在、4つのグループが公園を拠点に自主保育を行っています。

撮影が行われた「駒沢はらっぱプレーパーク」などで自主保育を行う「駒沢おひさま会」の黒田裕子さんは「当番でみんなの子どもを見ているのでお互いの子どものことをよく知っていて、孤独な子育てをしている母親はいないと思います」と話していました。

世田谷区も自主保育の活動が親の孤立を防ぐなど地域の子育て力の向上につながるとしてこれまで1つのグループあたり年間10万円余りだった補助金を新年度はおよそ2倍に増額し、支援を強化する方針です。