群馬の1150万年前の地層で見つかった化石は「新種のイルカ」

群馬の1150万年前の地層で見つかった化石は「新種のイルカ」
群馬県立自然史博物館は、県内の古い地層から見つかった化石が新種のイルカであることが分かったと発表し、イルカの進化の過程を知る上で貴重な資料だとしています。
群馬県立自然史博物館は、県内の安中市から高崎市にかけて広がる1150万年前の地層から、20年ほど前に発見されていたイルカの化石を詳しく調べました。

その結果、頭の骨のくぼみの大きさなどから、新種のイルカの化石だと分かったとして、先月アメリカの学術誌に論文を発表しました。

新種のイルカは体長が2メートルほどで、イルカの祖先の「ケントリオドン属」に含まれ、化石を発見した安中市の中島一さんにちなんで「ケントリオドンナカジマイ」と命名されました。

ケントリオドン属の新種の発見は国内では2例目で、博物館では、イルカの進化の過程を知る貴重な資料だとして化石の一部を展示しています。

論文を発表した群馬県立自然史博物館の学芸員の木村敏之理学博士は「はるか昔は海だった群馬県でこのイルカが泳いでいたことを感じながら展示を見てほしい」と話しています。