無事下山の夫婦「吹雪で道に迷った」 群馬

無事下山の夫婦「吹雪で道に迷った」 群馬
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群馬県北部の武尊山で23日から下山できなくなっていた埼玉県の夫婦が、24日、警察によって救助され無事下山しました。警察によりますと2人に目立ったけがはなく「吹雪で道に迷った」などと話しているということです。
23日午後、群馬県北部の武尊山に登山に向かった埼玉県所沢市の45歳の夫と34歳の妻が下山を予定していた時刻を過ぎても戻らず、警察は、遭難したとみて、24日午前9時半から7人で捜索を行いました。

その結果、午前11時半ころ夫婦が登り始めた群馬県川場村のスキー場のリフトを降りた場所から500メートル離れた登山道の近くで発見し救助したということです。

2人は午後1時半ころ、スキー場に警察官と一緒に自力で歩いて下山しました。警察によりますと2人に目立ったけがはないということですが、詳しい検査を受けるため、病院に搬送したということです。

警察に対し2人は「武尊山の山頂まで行き戻っている途中で吹雪で道に迷ってしまい暗くなってしまった。登山道の脇にあった雪のくぼみで待機してひと晩を過ごし、助けを待っていた」と話しているということです。

2人は夏山の登山の経験はあるものの、雪が積もっている山の登山は初めてだったということで、テントやスコップなどの装備を持っていなかったということです。

春山の知識と技術 身につけて

群馬県の「みなかみ山岳ガイド協会」の松田和昭理事は、雪が多い春の山に安全に登るための知識と技術を身につけるよう呼びかけています。

松田理事は、登る際の装備について「街では新緑の時期だが、春の山は命にかかわる『雪山』です。ダウンジャケットや避難するための穴を掘るスコップ、それに簡単にはれるテントなどを持って行ってほしい」と話していました。

そのうえで、雪崩の対策として「位置情報を発信する『ビーコン』を必ず携帯してほしい。携帯せずに雪崩に埋まった場合、救助が難しい」と指摘しました。

また、松田理事は、「天気が悪くなった場合には速やかに引き返してほしい。ふぶいてきたり、ガスが出たりするとまわりが真っ白になる。どちらを向いているかもわからない状態になるので危険だ」として山の気象状況に細心の注意を払うよう呼びかけています。