米政府 ベネズエラに追加制裁 米国人拘束に懸念も

米政府 ベネズエラに追加制裁 米国人拘束に懸念も
アメリカ政府は、対立するベネズエラのマドゥーロ政権の資金源になっているとして、現地の政府系の金融機関などを新たに制裁の対象にしたことを明らかにしました。
アメリカ財務省は22日、国営のベネズエラ経済開発銀行と4つの関連する金融機関を新たに制裁の対象にすると発表しました。

財務省は、これらの金融機関はベネズエラ国民のためという本来の目的をゆがめられ、マドゥーロ政権を支える資金源になっているとしています。

そのうえで、今回の制裁は暫定大統領への就任を表明したグアイド議長の側近が不当に拘束されたことを受けたものだとして、マドゥーロ政権は不当な拘束を速やかに解くべきだと警告しています。

制裁の対象となったことでこれらの金融機関はアメリカ国内にある資産が凍結されるほか、アメリカの金融機関との取り引きが禁止されることになります。

一方、アメリカ国務省は同じ22日、声明を発表し、ベネズエラ国内で、複数のアメリカ人が食事や医療が不十分な環境のもとで拘束されているとして懸念を示しました。

国務省はアメリカとの二重国籍を持つ5人が適切な司法手続きが取られないまま1年以上にわたり拘束されているほか、去年、裁判所が釈放を命じた別のアメリカ人1人も不当な拘束が続いているとして適切な取り扱いを求めています。