岩手 三陸鉄道リアス線きょう開通

岩手 三陸鉄道リアス線きょう開通
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震災で大きな被害が出た岩手県の沿岸部を縦断する新たな路線、三陸鉄道リアス線が23日開通します。
三陸鉄道リアス線は、岩手県の北部と南部の2つの路線に、JRから移管された路線をつないで完成し、全長163キロは、第三セクターの鉄道としては全国最長です。

JRから移管された宮古と釜石を結ぶ区間では、震災から8年ぶりに列車が運行されます。

最初の記念列車は、午前11時40分に釜石を出発し、途中、13の駅で郷土芸能の踊りなどの歓迎を受けたあと、午後1時22分に宮古に到着します。

午後2時半からは、宮古市で記念の式典が開かれます。

ラグビーが盛んな釜石市では、ことしのワールドカップ日本大会で2つの試合が予定され、観戦に訪れる人や観光客の利用で復興に弾みがつくと期待されています。

三陸鉄道リアス線再開までのいきさつ

三陸鉄道は、昭和56年に岩手県と沿線の自治体が設立した、日本で初めての第三セクターの鉄道会社です。

旧国鉄から路線を引き継ぐなどして、昭和59年に、久慈と宮古を結ぶ北リアス線と釜石と大船渡市の盛を結ぶ南リアス線が運行を開始。初年度は268万人が利用し、その後、およそ10年間、黒字経営が続きました。

しかし、平成22年度の利用客は85万1000人とピーク時の3割程度に落ち込み、東日本大震災直後の平成23年度は29万人あまりと開業以来、最低になりました。

震災では、南北のリアス線のほか、JRが運行する、宮古と釜石を結ぶ路線で大きな被害が出ました。

平成26年4月に南北のリアス線が復旧し、さらに、JRが三陸鉄道に路線を移管することになり、国や沿線の自治体と費用を分担して復旧に向けた工事を進めてきました。